●○● 逃げた俺は、無意識に公園に来ていた。 すると、ブランコに見覚えのある姿。 「…お兄さん?」 声をかけると、光の兄の香さんは顔を上げた。 光によく似たその顔に、ちょっとした痛みを感じる。 「どうしました?いつもは家に居るのに…」 家に居て、俺を威嚇したことあるのに…