大好きな彼が浮気しました。


…………。

耐え切れずに、私は言う。


「…ぁ、あのぅ…?離してもらって、良いですか…」

向こうからは無言の回答。

「ど、どどどどうかしたん、ですか…っ!?」


えっ?
眠っては…ないよね…?

「あっ玲さ―――」


やっと、離れたと思ったら
唇に感触がして

玲さんの、感情を押し殺したような、綺麗な顔が目の前にあって