「ねえねえお姉ちゃん」 男の子に肩を叩かれた。 そういえば、と、これまた思い出す。 あわてて風船の紐を差し出し 「ご、ごめんね。はいどうぞ。」 「ありがとうお姉ちゃん!―――あと、お兄ちゃんも!」 「……」 玲さんはそっぽを向いた。 きっと照れ隠しだろう。もしやツンデレかもしれない。