「え…何ですか、これ」 「何って。お前、靴があれじゃ使えないだろ。俺の靴は大きいし」 「ですけど……玲さんとは今日知り合ったばかりですし、これはー…遠慮したいです」 玲さんの靴を奪い、しかも見ず知らずの私の靴を買ってもらうなど、 いくらなんでも無私が良すぎる…。 この時ばかりは、お兄ちゃんの遠慮がちな性格がうつった。