「…早く降りれ!!」 「はいぃぃい!!」 玲さんの怒声に、あわてて地面を転がって降りる。 せっかくの玲さんの洋服が… 「あの…」 「あ゙?」 「ごめんなさいっ、洋服が、汚れてしまい…」 そのまま地面に正座して、土下座。 男の子が、今だ返してもらえない風船を見つめていることに、私は気がつかなかった。