「待っててね。お姉ちゃん、木登り得意だから」 パチン、と男の子にウィンクした。男の子は半泣きで半信半疑である。 私は野生、私は野生… 「うしゅぁっ」 多分主人公としてやってはいけない姿になりながら、木を駆け登った。 ふわふわ揺れる風船の紐を必死に掴み、男の子にグッドポーズをする。 すると男の子はパッと顔を輝かせ、 「すごい!お姉ちゃんありがとう!」