「確かに…怒った、事は…」 「ほらそうだ。周りとは違う優越感を抱いてるんだよ。“王子”として、自分を守ろうとしてるだけじゃん」 言い過ぎ、なんて思わない。 だって、こうして現実を見せつけないときっと彼は逃げる。 “誰か”が、助けないと。 王子様は結局、独りでなんか自分を気づけないから。 「友達ってのは、本気でぶつかってこそでしょうが!!生半可な気持ちじゃ、本当の友達なんてつくれないんだから!!―――」