その時は、理沙には悪いことをしてしまったという罪悪感を強く感じた。
「翔ちゃんゎ…私…好きなの?」
「…さぁな」
理沙はこの日から1か月という間、俺と口をきいてくれなかった。
「はぁっ…」
女子にとって大切なことだったのに。
俺を、それを軽々と1人の少女から奪ってしまった。
「今日はお風呂長かったんだね^^」
「あぁ、ゆっくりしてた^^ あ、牛乳ある?」
「うん、冷蔵庫にあるよー!」
こんな無邪気な笑顔が可愛くてしょうがない。
「理沙…髪濡れてる…。乾かすよ」
「ん…。あ、ありがと^^」
いいでしょ、この笑顔。
超癒されるから。