俺だって、理沙を自分のモノにしたいよ。


「理沙の親父…」


アイツからは、執事たるもの破廉恥ではいけないと教わったから。

あんなこと言いだしたら、クビだな。




「でも、俺だって理沙を愛してるんだからッ!」



俺は、理沙とは結ばれないと悟った。

でも、結ばれたいんだ。


衝動だけで、理沙を襲ってしまったこと。

悔しかったよな。



「俺は、自分に正直になるんだ」



理沙への返事は決まった。


でも、ひとつだけ。守ってほしいことがあるから。




それがクリアできればオッケーだ。