「…翔ちゃん、指。んっ」
俺は訳分からずに、人差し指を突き出した。
「えいっ。ほら…翔ちゃん。私と翔ちゃんは元気になれました!」
E.T…みたいだ。
「クスッ♪ ありがとな、理沙」
「ていうか、翔ちゃん。私、本気だから」
「…は?」
「翔ちゃん、好きだから」
へぇ~、理沙って俺のこと好きだったんだぁー。
なるほどなぁ。
「…ええええ!?」
「何さぁ…そんなに驚くことないじゃんよ!」
いやいや、驚くに決まってるでしょ…(汗)
「返事…ダメでもいいから。ね?」
「大丈夫だから」
そう、きっと大丈夫だよ。
俺だって、理沙のこと好きなんだから。