【続】狼!?王子サマ☆*








和也…。





大丈夫なのかな。






何一つ、あたしは気づくことができなかった。






友達として和也の苦しさ。




「和也…ごめんね。」




私の口からは涙声で一言。






そして目からは涙が流れていた。



「何・・・ない点だよ、香南。」


「だって…あたし…。」




気付けなかったんだよ。






自分ばかり幸せで。






こんなのひどい、不公平。





大切な人を助けることができなかった。