「…なんで…てめぇが…いんだよ…-」 「えぇ!?」 「早く出て行け。 今すぐに。 俺らはテスト勉強をすんだから。」 そう。 家にいたのは・・・。 海外で働いているはずの兄だった。 本当にうちは突然だなぁ。 だから困んだよ。 ってか。 「人の女に触んなよ。」 兄は香南の首に手をまわして笑っていた。 香南は少し戸惑いながらも、兄の手を振り払う事が出来なかった。