は?
バカ…?
「あたしが無理してるって。
どうして自分ばかり責めるのかな。
2人で決めたんだから、和也だけのせいじゃないでしょーが。
そんな風にマイナス思考の男だったなんてびっくりだよ。」
奈津樹・・・・。
「たしかに寂しくないって言ったら嘘になるかもしれないよ。
でも今は。
和也のプロの夢をあたしも一緒に応援したいの。
今は大学あるからいっしょに住めないけど。
でもあたしいずれは一緒に住みたいって思ってる。
料理もそのときのためで始めた。
でも今はそれが楽しいの。
和也のためだった。
でもいつのまにか和也のためじゃなくて自分のためになってたの。」
「なつ…」
「だからもう心配しなくていい。
無理をされるのが一番困るんだよ。」

