【続】狼!?王子サマ☆*








大学受験日




「香南、忘れものは?」


「ないって。
どうしてママ達が心配してんのよ。
大丈夫だって。
いままでがんばってきたもん。」





そう言って私は鞄を手にして大学へむかった。







大丈夫なフリをしていたけれど内心はドキドキ。








ずっと高鳴る心臓。






「やばい。」





落ち着かなくちゃ。






頭でわかっているのに落ちつけない。






そのとき。






“ぷるる…”



「ん?」