「奈津樹…。」 「あたし、待つよ。」 「え?」 「どんなに長くても構わない。 あたしがずっとここでまってる。」 奈津樹…。 まっすぐと俺の目を見る奈津樹が頼もしくて。 それと同時に奈津樹を信じることの 出来なかった自分に腹が立った。 自分の夢を諦めて奈津樹をえらぼうとしていた。 きっとまだ。 俺には…。