ハッとして目を開けると、休憩は残り30分しかなかった。



「メシ食う時間がなくなっちまう」



コンビニ袋をガサガサと広げる。




忙しくしてる方が良い、
いろいろ考えてしまうから。



まなが闘病生活に入って、もう2ヶ月がたった。



高卒で働き出したまなは、年下だけど職場じゃ先輩で、



みんなに笑顔を振りまく明るい子。



男に媚びた感じがなくって、仕事はマジメで、ドジっ子で、



小柄で、可愛くて、

子供みたいにご飯食べるとすぐ眠くなっちゃったりして、




毎朝、まなが出勤してくる度にドキドキしてた。