「……」 明るい光が見えて、手をかざす。 みことは自分が酷く落ち着いていることを自覚した。 自分自身が、殺される…妙にリアルで不可思議な夢をみたのにも関わらず。 身を起こして首の後ろに触れた。傷跡も何も無い、柔らかな肌の感触がする。 違和感を覚えながら、みことは立ち上がった。