数時間後、みことと遡羅は同じ教室へと入っていた。
彼の予想通りとなり、二人は一年と同様にまた同じクラスで過ごす事となる。
正直、安心している自分がいることにみことは複雑な気持ちだった。
彼のことを怖いと思いながらも、彼に依存しているのだから。
「…ねぇ、なんで後ろの席開いてるんだろう?」
「さあ…もしかして、転校生とか!?」
自分に話しかけられているわけではないことはわかっている。
しかし後ろでぽつんと開いている席が気になることは確かだった。
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