面白くて面白くてたまらない。 この男との殺し合いも――… 「ぐぁ…っ!」 激しくぶつかり合う中、隙をついて巡の胸へ五本の指を沈ませる。 鮮血が吹き出すも、今度はこちらが首筋を切り裂かれた。 互いに後方へと下がり、距離を開けた。 巡は胸から、遡羅は首から。 どくどくと流れ出るものは、間違いなく血液。 真っ白な制服の半分以上が赤に染まるほどの致死量にも関わらず、遡羅は平然としていた。 それはまた、目の前の男も同じ。