星屑の降った日




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…で、その後なぜだか目を覚ました洋平は俺を無理矢理起こし、
また酒を呑み始めた。



当然俺も呑まされた。



散々呑んで2人とも酔って眠くなり、
またこたつで爆睡してしまい……





……そして今に至る。






「……気持ち悪……」




酒とさっきの夢のダブルパンチでものすごく気分が悪い。





うなされたせいか汗もかいてベトベトする。





正直この状態でまた寝たくはない。

…というか寝れない。









さてと……どうすっかな……








頭をガシガシかきながら、

まだ回転しない脳を働かせた結果、出てきた答えはひとつ。









「…やっぱ、あそこしかないか……」










俺はゆっくりと立ち上がって黒のダウンを羽織り、

おぼつかない足どりで家を出た。







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