5分くらい泣き続けて やっと篠原くんから離れた。 「あ…ごめん。ありがとう」 「いや、いいよ。……でもさ…」 「ん?」 「胸…見えてる……///」 「きゃっ!!ご…ごめんね!」 私はやっと気づいてボタンに手をかけた。 「何も、されてない?」 そういう、さりげない優しさが好き。 「大丈夫だよ。…ちょっと、胸触られたけど」 「はぁ!?」 「え?」 「全然大丈夫じゃねぇよ!」 篠原くんは必死で怒ってくれた。 ちょっとだけ、可笑しくなって、 クスッて笑った。