訪問者が誰なのか、なんて関係なかった。 他人に気を配ってられる状況下ではなかった。 嫌だ、嫌だ。 それ以外、言葉が出てこなかった。 頭に浮かぶのは、これからのお母さんが居ない生活。 そんな世界には、 居たくない。 アタシはそこで意識を失った。