分からない事ばかりだった。
学校に行って帰ってくれば、すぐに帰ってきたのに叩かれて、怒られる。
お母さんは、寂しいんだ…。
だからアタシは、学校に行くのをやめた。
「お母さん、今日はお母さんが好きなもの作ったよ?一緒に食べようよ」
繰り返していたけど、もう
疲れてしまった。
「おかーさん…」
アタシは1日中、お母さんにひっついてる。
少し前と変わらない。
寝っ転がったままのお母さんに、添ってくっついてるだけ。
お母さんは気分次第でアタシを突き飛ばしたり、強く抱き締めたり、
アタシの腕の中で、アタシより大きいはずの体を小さくして泣く。

