「脳の病気でね。意識が無くなるのね。」 理解が出来ない俺をまた“読んだ”のか、麻子さんは語りだした。 なんで? こんなに素敵な人に、こんな事情があったなんて… 1人で「また会いたい」なんて浮かれていた自分が恥ずかしくなった。 俺の知らない所で、泣いていたの…?