「なんで?!アタシには言えない事なの?!
アタシは想太くんの彼女になれたんじゃないの?!
片付いたってなに?!
アタシには関係の無い事?!
なに?!
アタシが他の人の所に行くって?!
そんな事思ってるの?!
なんで?
アタシってそんなに信用ないの?
こんなに好きなのに、分かんないの?
想太くん中心でアタシの世界が回ってんの!
なんで分かんないの?
めんどくさい?アタシ…
重い?迷惑?
アタシの想太くんじゃないの…?」
アタシの想太くん…
邪魔なんかしないで。
ただでさえ自分に、自信がないの…
邪魔しないでよ!!
溜まらずに零れ落ちる涙が、部屋のカーペットを濡らす。
想太くんが、拭いてくれないから…
寂しくなったら、拭いてくれるはずなのに…
アタシは今、すごく寂しいのに…
想太くんが寂しい事を言うから…
なのに、なのに…

