想太くんと1つになった。

結ばれた気はしなかったけど、幸せで幸せで涙が出た。
想太くんも泣いてた。

罪悪感がアタシ達を襲ってきても、きっと大丈夫だよね?



ベットの中で、またビールを飲んだ。


「莉麻、これからどうするの?」


きっと、此処に居るのか出ていくのか、って意味だと思う。
想太くんが此処に居ても良いって言うなら、アタシは…


「想太くんが、居て欲しいっていうなら。」


可愛くない言い方。
でも、アタシが此処に居たいって言ったらきっと想太くんは嫌でも「良いよ」って言うに決まってる。
だから、想太くんがアタシを求めてくれるならアタシはそれに応えようと思った。


さっきまでの空気なんて無かったように、アタシ達はいつも通り。



…ってわけでも無かったみたい。


「居ろよ、此処に。」