このまま、想太くんと一緒に居てもいいのかな?
だって彼は、お母さんが愛した人。
お母さんを愛した人。

お母さんと同じ人を、好きになってしまった。


死んじゃうなんてずるいよ…
アタシは想太くんに幸せを感じる度に、罪悪感を感じなければいけない。

やっぱりお母さんは、アタシの事が嫌いだったんだ…


だから、笑ってくれなかった。
最後に笑ったお母さんの顔は、アタシが望んだ笑顔だったけど

何かが違った。

とても怖かった。



アタシなんか…


『アンタなんか居なければ良かったのに…!』



そう言われた気がしたの。