「6時半かぁ…」 ぽけぇーっと、壁にかけている丸い時計を見ていた。 「…ヤバッ!」 慌てて階段を降りて、一階にあるお風呂場に向かう。 「寝癖…ヒドいなあ、もう」 一人でブツブツ文句を言いながら、シャワーを浴びる。 髪をバスタオルで拭きながら、リビングを通る。 やっぱり誰もいない。 母親と父親はあたしが小学校低学年のときに父親の浮気が原因で離婚したんだ、と母親から聞いた。