タイミングよくケータイが鳴り始めた。 着信 智 「ちょっとごめん」 そう言って、莉奈から離れて智からの電話に出た。 学校にいるときに智から、電話がかかって来るのは珍しい。 「もしもし、どうしたの?」 〈別にー〉 何それと思わず笑った。 「そうだ。智、明日ライブあるじゃん?」 〈んー〉 「チケット、一枚余分ある?」 〈あったと思うけど…。どうかした?〉 「同じクラスにkiss好きな子がいて、ライブ行きたいって言うから…」