「智っ!時間!!」 智の家から学校まで歩いて30分以上かかる。 学校は9時から始まる。 「8時24分…」 遅刻決定。 「目ぇ閉じてこっち向け」 マスカラをダマにならないように塗ってくれた。 メイクしてくれるのは嬉しいけど、遅刻するわけで。 「はい、できた」 「わぁー…」 関心していると、頭をコツンと叩かれた。 「忘れ物ない?」 「あっ、うん」 そう言いながら、残っているミルクティーを流し込んだ。