部屋で髪を乾かして、アイロンをしていると、智が後ろに座った。 「貸して。…パン食ってろ」 部屋にあるガラス張りのテーブルには、美味しそうに焼けたトーストがあった。 ミルクティーも置いてくれている。 「髪、どうすんの?」 「んー…ポニーテール?」 「…いいんだな?」 鏡越しに智が口角を上げたのが目に入った。 「えっ、なに?」 「別に」 何かあるんだろうか…と考えている間に智が髪を上げ始めた。