そして3年半が過ぎ、彼が消えてから4年の月日がたった。
私は今日、20歳の誕生日を迎えた。
庭の桜は4年前と同じように満開だった。
ハラハラと散っていく桜は、まるで私の心の涙のようで、ふいに胸が切なくなった。
利ぃくん
元気にしてますか?
結局一度も連絡をくれないあなたを恨みはしません。
ただ、風の噂でもいいから、あなたがどこかで生きているという確信が欲しいです。
「朔良、誕生日おめでとう」
ゆっくりと振り向けば、そこには4年経って、ずっとかっこよくなった那智にぃ。
「ありがとう」
私も、4年経って少しは大人っぽくなった気がする。
今では母の手伝いをし、毎日を過ごしている。

