「俺、学校の先生になるのが夢!」 こっそり打ち明けてくれたのは、高校2年生の冬。 「真剣に、先生になりたい。金八先生みたいな」 そう言ったのは高校3年生の春。 「俺な、誰かに元気や勇気をあげられるような先生になりたい。いじめや仲間外れをなくして、学校が楽しくなるような。誰かに笑顔を届けられるような。そんな先生」 照れくさそうに夢を語ってくれたのは夏の始め。