日が暮れてきた時。
ミシャは何か思いついたのか、いきなりコートのポケットに手を入れ、紙切れを探り出した。
な、何だ…?
「ジャーン!!兵士さん!これ見たら信じてくれるでしょ!!」
そう言って、その紙を兵士に見せる。
兵士はというと――
「これは―――!!……王女様、大変失礼しました!!!」
いきなりかしこまった。
「ねぇ、何それ。」
私はその紙切れを指差す。
「エヘヘ…証明書、みたいなの?」
見ると、
『アクリア国王女 ミシャナ・セルバンテス』
と、いわゆる名刺?だった。
しかも写真付き。
「最初から、それを見せろ―――!!!」
思わず叫ぶ。
そりゃそうだ。
何であんな苦労(?)して…。バッカみたい…。
「ゴメ〜ン!!」
…って、謝られてもね…。
二人の男達はというと、全く怒ってないし。
気が長いのか?
これで、解決!
城に、入れる!!
