「よし。じゃあ行こう。」



アドが立ち上がる。




「え!?もう〜!?」


ミシャが昼食をおいしそうに頬張りながら言う。




「一刻を争いますから。」



優しく微笑んだ。



…だから、何で優しいのさ、あんた。ミシャにだけさ。







そして、食べ終わった後、私達は店から出て、向こうの大きなソウシャル地方の城へと向かっていった。










途中、何度か可愛い感じのお店を見つけ、足はフラフラとそこに向かう―――




が、


「何やってんだ?」


と、アドに睨まれる。



くそ、ムカつく……。