黒と白−世界の果て−

目を擦って、もう一度見ても、何も見えない。





ただ―――






「あそこに何かいる。」


「は?」




アドの言葉を無視して、風の力を少しかしてもらおう、と思い、





あそこら辺、吹き飛ばしてみて?





と、風に心の中で伝えた。



風はきっと何処かにいる。私達を見ているから。






『わかった!!』






その声が聞こえた時には、突風が吹いていて。





ドンッ




と、音がした。