黒と白−世界の果て−

「それで――この女は何者じゃ?」





不意に婆やが私を指差してきた。





「彼女は城下町に住む村娘、ルト・オーウェンさんです。」


優しい男が説明する。




「なぜ、その様な娘がこの城に………ほう、成る程。姫様達と祭に行ったというわけか。」



誰も教えていないのに、勝手に自分で答えだした。


あ、占い、か。
婆やは少し黙って、




「その娘、ここに来てくれ。」


何を思ったのか、婆やは私に手招きをする。


何だろと思いながら、そろそろと婆やの前に来て、ジーっと見られる。


こ、恐いっ!



「あ、あの……?」



すると、突然目を大きく開き、ニヤーっと笑う。

ここ、恐い怖いっ!!




「娘……自然の使いだね?」