危ないっ!!




避けようと思っても、恐くて足がかたまって動かないっ!!
やっやばいーっ!






と、思ったら。


グイッと腕を引っ張られ、そのまま地面に倒れ込む。黒い固まりは私達を少し通り過ぎたところで、また爆発。


か、間一髪。




「お前、ぼーっとすんな。」



どうやら腕を引っ張ってくれたのは、あの恐い男だったようで。

ありがとう、と言おうとしたら、




「ここはオレに任せろ。」



恐い男が、私達に言って、一歩前に出る。




そして、裏道で私にしたように、目を閉じ、意味不明の言葉を呟いていた。
魔法、らしい。



その途中で黒い人がまた杖を降って、今度は炎が私達に襲い掛かってくる〜!!