コンコン…
「ユファン⁇」
いない…残りは私の部屋とトイレとお風呂。
トイレじゃないよね⁇
だとしたら長過ぎだし…
お風呂⁇
だったらのぞいたらマズイよね…(笑)

振り返り、私の部屋を見てみる。
まぁ一応見てみるか。

コンコン…
「ユファン⁇いる~⁇いるんなら返事して‼」
中からの返事はない。
まぁ当たり前だよね。
そうしてドアを開けると、ベッドの上にユファンが。

「な…何してるのッッ‼」
「…………」
反応無し…か。
寝てるみたいだった。
「ユファン…勝手に人の部屋で…。馬鹿ちん…」
「…………あ……ずさぁ……⁇」
「ユファン⁇起きてるの⁇」
「…梓だぁ………」
「梓だけど⁇何。」
「え…あ………大好きぃ……あい……し…てるよぉ」
「は⁇ユファン何言って…」

キュッ…

その瞬間、強くユファンに抱きしめられた。

「ユ…ユファン…⁇///////」
「ハラン何か…に…渡さねぇ……から……。」
「ハラン⁇何でハラン⁇」
「………」
また無言になってしまった。
何なんだろう、ユファン。
ユファン…お酒か何か飲んだのかな。
一瞬ドキッとしたけどさぁ(笑)

何か…惑わせるよね。
たらしは。

「………」
今の会話…全部聞いてた。
「梓…」

ガチャ…
「あれ⁇ミンス⁇」
「あッ…あずっ…さ…」
「…⁇あ…ユファン寝てたよ。リビング行こっか。」

部屋から出てきた梓の顔は赤かった。

僕も…梓が好きなのに…