What is happiness?

そうしてるうちに、1時間経っていた。
私は、ユファンにキスをし、薬をいれた。
これで、子供が出来る、そうすれば梓とユファンは別れる。
そうすれば、梓は悲しんで、ユファンは私のものになる。
そんないい事って無いんじゃない?

自然に私の心は闇の心に変わっていた。
自分でも、怖いって、醜いって分かる。でも、ユファンを手に入れる為なら何でもするって言ったでしょ?
そろそろユファンが起きる頃。
一週間後に産婦人科に言って、ユファンの子供だって証明できればそれで終わる。梓とユファンは別れる。

「…ごめん。また寝てた?」
「うん。まぁ、大丈夫だよ?」
「あ、帰るよ。梓も心配だし。」
「そうだよね…気をつけてね?」
「ありがとう。じゃ。」

そう手を振って、帰って行くユファン。
数日後、楽しみにしてて。

「げっ…梓から6件来てる……」
携帯を確認すると、梓からの着信履歴があった。ヤバイ…
急いで電話をかけると、ムッスリした様な、でもどこか心配した様な梓の声がした。
「ごめん…」
「何してた?」
「け…携帯を無くしちゃってさ。」
「ふ~ん。」
やっぱり…怒ってる?
「ごめん…。今から会える?」
「家に来て。」
ガチャ

切るの早っ…つか怖っ…
怒らせると梓はひつこいんだよな…
ヤキモチやきだから(笑)
そして、急いで梓の家に向かった。

ピンポーン…
♪♪♪~♪

「ユファン…入って。」
「…うん。」
「ユファン…本当に携帯を無くしただけ?」
「うん。」
「ユマとあったんだよね?」
「うん。」
「何もされてないよね?」
「うん。」
「本当に?」
「そうだって。信じてよ。」
「信じてよって…超心配だったんだからね‼最悪…ユファン…」
「梓…。分かった。心配かけてごめんね。もう…そんな事ないからさ?」
「ん…。じゃ、信じる。」
「キスしよっか?」
「ううん。抱きしめて。」