「霧様、遅くなって申し訳ありませんっ」


急いで家を飛び出し、東條家に向かうとそこにはすでに霧様の姿が……。


はう~っ。

ご主人様を待たせてしまうなんて……っ。


「大丈夫だよ、露。
こうやってワクワクしながら待つのも悪くない」

「ごめんなさいぃ……」

「はは、いいって。
それより露、その格好……」

「は、はいぃっ!?」


突然核心をつかれてしまい、声が裏返ってしまう。


ふえーんっ。
時間がない中で選んだんだもん、全然自身がないよ~っ。

おかしいって言われたらどうしよう~!?