本気で誤解していると思われる零さんに、私は手と頭を思い切り振って弁解する。
そしてさらに零さんは……。
「でも、付き合ってるんでしょう?」
「へぇえ!?」
あまりにも唐突な零さんの質問にかなり間抜けな声を出してしまう。
「だって、霧は相当露ちゃんのことが好きなはずだし。露ちゃんも霧が好きなんでしょう?
なら必然的に2人は恋人同士になるよね?」
「で、でも……っ」
確かに、お互いが好き同士というのであればきっと『恋人』という関係になるんだろうけど……。
でも……。
もちろん私は霧様が好き。
大好き。
でも霧様は……?
確かに、霧様は私のことをかわいくて仕方がないとおっしゃってくださった。
いるはずのない私の恋人にも嫉妬をしてくださった。
だけど霧様はそれを明確にする言葉は発してくださらなかった。
もしかしたら、メイドとして私をかわいがってくださっているのかもしれない。
恋愛対象ではないのかもしれない……
そう思うと自信が持てなくて……。
そしてさらに零さんは……。
「でも、付き合ってるんでしょう?」
「へぇえ!?」
あまりにも唐突な零さんの質問にかなり間抜けな声を出してしまう。
「だって、霧は相当露ちゃんのことが好きなはずだし。露ちゃんも霧が好きなんでしょう?
なら必然的に2人は恋人同士になるよね?」
「で、でも……っ」
確かに、お互いが好き同士というのであればきっと『恋人』という関係になるんだろうけど……。
でも……。
もちろん私は霧様が好き。
大好き。
でも霧様は……?
確かに、霧様は私のことをかわいくて仕方がないとおっしゃってくださった。
いるはずのない私の恋人にも嫉妬をしてくださった。
だけど霧様はそれを明確にする言葉は発してくださらなかった。
もしかしたら、メイドとして私をかわいがってくださっているのかもしれない。
恋愛対象ではないのかもしれない……
そう思うと自信が持てなくて……。