「ここ。座って?」 僕は彼女に指定された席に座った。 「ちょっと、待ってて?」 そう言い残して彼女はカウンターに入っていった。 黒髪男、連れてくるのか? 僕の心臓はバクバクうるさい。 自分からキミを投げ出したくせに、本当はキミが好きなんだ。 ただ。嫉妬してるだけ。 こうなったのも自業自得だ。 全て。僕が、悪い。