「大丈夫ぅ?」


あたし、ぐしゅん。


「何が大丈夫なの?怜衣くん。」



「…演技、私はちょっとだけ自信があるのですよ?」


と、何だか楽しそうな怜衣くん。


「…?演技?」


「ええ。私たちが相思相愛で有ることは、秘密ですからね。」


なんて、口元に手をやって。


怜衣くん。


ウインクする。


「大丈夫ですよ、お嬢様。内緒の恋のラブレッスンを始めましょう。」