『えっと、じゃあ部屋行こっか…』
ヤバイ。
語尾が小さくなる…。
あれ?
そういえば、自分の部屋じゃないのにこんなこと言っていいの?!
変に思われたんじゃ…。
『うん。そうしよっか』
そう言って須田くんは微笑んだ。
さっきも思ったけど須田くんの笑顔を見るといろいろ考えてたことが全部どこかに吹っ飛んじゃう。
そう思うくらいすてきな笑顔。
2人で三弘の部屋に入った。
だけど、やっぱりなにを話していいか分からないわけで…。
さっきは全部吹っ飛んじゃうって思ったけどそれはたった一瞬だけで…。
実際また頭の中はパニック状態。

