もう一度『愛してる』と言って



『おいおいおい、ちょい待てー』

『なんだよ?今から部屋で遊ぶんだよ』

『ちょっとコンビニ行って来てくんね?』

『絶対嫌だ!』

『おまえ、この前の貸しあるよな?』

『ぐぐっ…行けばいいんだろ?!』

『よろしくー。あ、なんか食い物な』

『はいはい!』





何故か三弘はたくさんの貸しがあるらしい。

それを理由にパシられてる。




『あー。千波たち、悪いんだけど三弘の部屋に行っといて』

『それ俺のセリフだから!てか、悪いと思ったんなら行かせるなよ!』

『別にいいだろ。ほら、さっさと行け。金は後で返すから』




まだ不服そうな三弘の背中を見送った。