もう一度『愛してる』と言って



『お邪魔しまーす』

『おー。どぞー』




もう自分の家のような感じの三弘の家に上がった。




『お、三弘じゃん。千波もか』

『げっ』

『あ、慎也くん(シンヤ)だー』




リビングから出て来たのは、一つ上の慎也くん。

三弘は男三人兄弟の末っ子。
だから結構パシられてる。


可哀想だなー(笑)



『よしっ!とっとと、部屋行こうぜ!』




そう言って三弘はすぐに上に行こうとした。