もう一度『愛してる』と言って




「特にちーは左耳が弱いよね…」

「やっ!」




そう言ってペロッと耳を舐める。

その瞬間、ゾクッとして体が反応する。




「クスッ…体は素直だよね」

「やだ!」




ドン!と魁の体を押して距離をとる。




「なんでこんなこと…あたしを嫌いなら嫌いって言えばいいじゃん!」




勢いでついつい大声で言ってしまった。