それでも答えることはできない。 これ以上あたしの中に入って来ないで…! 「……ちーは二年前のあの日も何も言ってくれなかったよね」 びくっ! いきなり声が低くなった。 昨日と同じ声。 怖いーーー。 「ちー…」 そのとき、魁の手が伸びて来た。 そしてあたしの頬に触れる。 「やっ…!触らないで!」 「ちーは変わらないね」 「えっ?」