「千波、早くどけ」 「お姉さまに対してその態度は何?」 「誰がお姉さまだ」 そう言うと、純は洗面所を占領し始めた。 この子は…。 人の気も知らないで…。 「そういえば、魁くん戻って来たんだろ?」 「えっ…」 純の言葉にドキっとした。 純は同じ中学だったし、魁とは面識があった。 でもまさかもう知ってるなんて…。 「なんで知ってるの?」 なるべく平然も聞いてみた。 でも、少しだけ声が震えてる。